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サティ 最後の作品バレエ「本日休演」と幕間に上映された映画「幕間」

 サティ自身も出演している映画「幕間」を紹介する。
幕間

 サティが死の半年ほど前、1924年11月24日、シャンゼリゼ劇場でサティの最後に作曲を担当したバレエ「本日休演」の初日を迎えたが、これが本当に「休演」なってしまった。しかし、同じ年の12月4日、無事初演された。
 バレエの幕間に映画を上演することが、以前はやっていたため、これを再現しようと幕間用の映画が作られた。

映画「幕間(Entr'acte)」
監督 ルネ・クレール(「パリの屋根の下」「巴里祭」など)
音楽 エリック・サティ

 サティ本人が空から舞い降り、大砲をぶちかますシーンから映画は始まる。音楽は、映像のために造られているが、劇的であったりするものではなく、短いフレーズをくりかえすようなものだ。しかし、サイレント映画しか存在しない時代に、映画に合わせて、きっちりと音楽をつけたのは、これが初めての作品である。サティ自身は音楽を作るに当たって、各シーンの厳密な時間を測ったという。さまざまなイメージが連続して現れるが、それらの意味するところは、見ていても良くわからない。ラクダに引っ張られる霊柩車が登場する。撮影はシャンゼリゼ劇場周辺でおこなわれたが、家先に霊柩車の駐車をゆるすような人はなかなかいないため、撮影期間中の毎晩の駐車場所確保のために、助監督の名目で人をやとったという。傑作として名高い「戦艦ポチョムキン」の前年につくられた映画である。

 →インターネットでフリーで公開されている「幕間」へ(Video AOL 全編無料視聴できる)
 René Clair - Entr'acte (1924)

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サティ バレエ音楽「本日休演」





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サティ 幕間


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